歯磨きのときに舌も軽く磨きますが大丈夫でしょうか?
 あまり磨きすぎると感覚が鈍くなるような気がします。

近年は様々な物に対して臭いに対する意識が高まっていますよね。
口臭も周囲へのエチケットですので口臭対策の為にも舌ケアを行っている方も多いでしょう。

しかし、間違った舌ケアを行うと逆効果になることもあるのです。
ここでは舌についてと正しい舌ケアの方法をご紹介していきます。

舌の構造と口臭の原因はこれ

舌とは筋肉でできており、食物を飲み込む・発音・味覚などの機能をもっています。
舌の表面には小さな突起が無数にあり、この突起の隙間に汚れがたまり細菌が繁殖することで「舌苔(ぜったい)」となります。
舌苔の付き方は人それぞれ異なります。唾液の質や量・生活習慣・口腔疾患など原因は様々です。

舌に増殖した細菌は揮発性硫黄化合物というガス放出します。
これは歯周病の人の口からも多く検出されることがわかっています。
歯周病の方は口腔内細菌が多いため、舌苔が多く付着していることが多いのです。

舌の状態で健康のバロメーターを把握できるくらい舌はデリケートなものですので毎日正しいケアをしながら、舌状態をチェックすることも大切です。

舌磨きを行う上で抑えたい5つのポイント!

舌は歯と違い隙間や溝がないため簡単だと思われがちですが、実際は正しくできていない方が多いです。舌はデリケートですので歯ブラシで歯のように磨くことは絶対避けてください。
注意点を挙げてみますので参考にしてください。

・1日1回で充分

気になると何度も磨きたくなりますが、舌に負担がかかりますので1日1回が望ましいです。

・歯磨き前に舌磨き

舌苔には多くの細菌が付着していますので、まず舌磨きをしてから歯磨きをすると口臭予防には効果的とされています。

・力加減

舌を磨く理想の圧は100gです。100gというと磨くというより撫でる程度です。
それ以上になると組織を傷つけ、それが原因で細菌が繁殖し逆効果になります。

・動かし方

必ず鏡を見ながら行い、清掃器具を奥から手前に動かします。
行ったり来たりの動かし方は避けてください。細菌を広げてしまいます。

・道具

色々な舌専用のものがありますが、ブラシタイプとヘラタイプが主流になっています。
ブラシタイプを使用する場合は、毛がなるべく細く柔らかい物を選んでください。
ブラシタイプは衛生管理をしっかりしないとなりません。

ヘラタイプはプラスチックとシリコンタイプがあります。
プラスチックは力加減が難しいため、柔軟性があるシリコンタイプをお勧めします。

パッドタイプもありますがこれは器具自体の清掃が困難なため、衛生的に良くないのでお勧めできません。
使い捨てと考えていただいたほうが良いくらいです。
舌磨き中清掃器具に汚れが付いたら1回1回落とすことも大切です。

 

このように舌は磨けばよいというものではなく、間違ったケアをすると逆効果になります。
今回の質問にあるように、既に「感覚が鈍くなるような・・・」という症状が出ている場合は、力が強すぎていると考えられます。

舌の汚れは繰り返し付着します。
付着の仕方は体調や食生活などにより変化しますが、一番大切なのは口腔内を日頃から衛生的に保つということです。
ケアとして、舌磨きだけではなく、歯ブラシやデンタルフロスなども用いて口腔内の細菌数を減らし良質な唾液を出せるようにすることが大切です。

 

 

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