歯並びは矯正治療で治せるけど、歯の大きさは治せるの? 削ったらしみるようになったり、すきっ歯にならない?

歯の大きさには個人差があります。
原因は男女差・骨格・食習慣・栄養状態などがわかっています。

まず、男性の方が女性よりも若干大きく形態としては角ばっています。
骨格は遺伝が強く顎が大きいと歯も大きい傾向があります。

食生活も顎の発達に関係していますよね。
栄養面では胎児の時期に何らかの理由で歯の育成に必要な栄養(ビタミンD)が不足すると歯が小さくなることがわかっています。

歯並びを矯正以外で治すということは、歯の形態を修復するということになります。
これについてご説明していきたいとおもいます。

補綴(ほてつ)矯正

ご自身の歯を削って大きさを変えることは可能ですが、歯を削ったら必ず修復しなければなりません。
虫歯治療とだいたい同じ処置ですが、虫歯という病名がつけられないため、保険が適応されません
自費診療となり、修復物(かぶせもの)も自費になりますので本数にもよりますが通常のワイヤー矯正よりも費用がかかることが多いです。

メリットとしては短期間で理想の歯の形や色を手に入れることができることですね。

ただし、デメリットもあります。
健康な歯を削ることになる、治療後もメンテナンスが必要です
歯は削ってしまったら元には戻せません
健康な歯を削るのはできるだけ避けて頂きたいとは思います。

歯の仕組みと治療

歯は表面はエナメル質、その中が象牙質、中心が歯髄(神経)でできていますが、かぶせものをするとなるとそのかぶせものの厚みの分だけ歯を削ることになります。

既に神経をとっていたり、虫歯になってしまった場合はあきらめがつきますが、健全な歯を削るのはリスキーです。
神経をとってしまえばしみるということは起きませんが、後々根の先に炎症が出てしまうということがあります。

そして神経は血管のようなものですので、神経をとってしまうとその歯自体に栄養が伝わらず歯がもろくなります
しみるなどの感覚もなくなるので虫歯になってもすぐに気づけず、気づいた時には抜歯に至るケースが多いのです。

出来れば神経を残して治療をしたいですが、神経を残して象牙質まで削った場合、かなりの確率でしみることになります
痛みの感度が人それぞれあるように、しみるのは個人差がありますが治療後すぐは状態が良好でも、年齢とともに歯肉が退縮した時などには知覚過敏を起こす確率が高くなります
そして、かぶせものをするということは汚れが付着しやすくなります。
虫歯や歯周病のリスクも高くなるのです。

すきっ歯になることはないでしょう。
だだ、修復物を入れるということは咬み合わせも変わります。
だから、定期的なメンテナンスが必要です。

 

歯の色や歯並び、形態などは気になりだしたらとまらないですよね。
要望により、治療も多様化しています。
しかし、歯は体の大切な一部です。今の医療では再生は難しく一生使っていかなければならないものですので、10年後30年後のことまで考えて治療を決断してくださいね。

 

 

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