知覚過敏になる原因として歯ぎしりを指摘されたけど、そこまでしている自覚はありません。
他の原因はありますか?

歯ぎしりは、寝ている間にギリギリと歯をこすり合わせ、その音に「周りの人」が気づくものなので、周りの人に指摘される以外は自覚がないことが普通です。

しかし歯ぎしり以外で、知覚過敏の原因はいくつもあります。

知覚過敏になりやすいところはこの3箇所!

歯の根の表面

歯の周りの骨が無くなり歯の根の表面がむき出しになります。
歯の根の表面には、歯の頭を覆うエナメル質のように硬い組織はなく、セメント質という薄く軟らかい組織しかないため、外からの刺激を感じやすくなります

歯と歯肉の境目

歯の根元の表層に細かいヒビが入り、一部が崩れて欠けたようになります
歯の中心を通る神経までの距離が短くなるので、しみる症状が出ます。

歯の切縁や、歯の頭の表面

歯の表面を覆う硬いエナメル質が、こすれたり溶けたりして薄くなると、刺激が神経に伝わりやすくなり、しみる症状が出ます

歯ぎしり以外の知覚過敏の原因を知れば対策できます!

くいしばり

くいしばりは、奥歯をギューッと噛みしめる行為で、無音です。
主に寝ている間に行われますが、日中もストレスを感じたときや、踏ん張るときに行うこともあります。

両頬の内側を引き寄せるため、頬粘膜が傷ついたり、舌の辺縁に波状の歯形が付いたりします。
また、歯に過剰に重圧がかかるため、上顎の中央や下顎の内側に、骨の膨らみが見られることや、朝起きたときに、奥歯が痛い、顎がだるいといったこともあります

悪い噛み合わせ

噛み合わせが悪いと、一部の歯にだけ過剰に負担がかかってしまいます
歯並びが原因の場合と、虫歯の治療の詰め物や被せ物が原因の場合もあります。

歯周病

歯の周りの歯肉や骨に炎症が広がり、歯肉が下がってしまうと、歯の根の表面がむき出しになってしみやすくなります

酸蝕症

酸っぱいものを日常的に飲食し、口の中が酸性の状態が長く続いていることで、歯は徐々に溶け出していきます。

強すぎる歯磨き圧、歯磨き剤

硬い歯ブラシを使ってゴシゴシ磨くことで、歯肉が退縮したり歯がすり減ったりします。
また、粗い研磨剤の入った歯磨き剤も、歯の表面に細かい傷を作って歯をすり減らします

加齢

年齢を重ねるほど、上記の原因が複合的に作用して、しみやすくなります。

 

歯科医院では、知覚過敏の症状が出ているところに特殊な薬剤を塗ったり、凹んでいるところにプラスチック状の詰め物をする治療を行います。
しかし、根本的な知覚過敏の原因をなくさなければ、しみる症状は繰り返されます

「歯ぎしり」や「くいしばり」に対しては、保険適応でマウスピースを作ることが出来ますので、歯科医師に相談することをお勧めします。

 

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