八重歯のせいで歯磨きがしにくく歯石ができやすい。歯茎も腫れて毎回同じところから血が出ます。

一昔前まで、八重歯はかわいいとされていました。
今テレビに出ている30歳以下のタレントさんのほとんどが、八重歯の人はいないと言って良いと思います。

八重歯とは上の左右の犬歯が唇側に出ている状態のことをいいますが、ここでは八重歯について簡単に説明します。

なぜ八重歯になったのでしょうか

顎の大きさに対して歯の大きさが大きいなど、遺伝的な原因が多いのですが、乳幼児期からの悪習癖が原因となっていることも少なくありません。

顎の成長期に舌の筋力が弱くて舌を上顎に付けていないことで成長が促されないと顎が広がらず、狭いアーチの歯列になります。
すると、乳歯から永久歯に生え替わるときに、前歯4本の後から生える犬歯は、後ろの小臼歯の方が先に生え変わっていると尚更、十分なスペースが得られず唇側(外側)に飛び出て生えてしまいます。

また食べ物を良く噛まない習慣が、顎の成長を促されず、歯のスペース不足の原因となることもあります。

八重歯は、なぜ磨きにくいのでしょうか 

歯並びが良くても、歯は一本一本が円柱のような形状をしているため、歯の間には三角の空間ができ歯垢が溜まりやすくなっています。

それ以上に八重歯は、隣の歯との間に複雑な空間ができ磨きにくくなっています。

八重歯をこれからどうしたらよいでしょうか

犬歯は歯の中で最も歯根が長く、ほかの歯が歯周病で抜けても、最後まで残る歯です。
そのため、将来的に入れ歯になったとしたら支える役目を果たす大切な歯とも言えます。

また、物を食べるときには、歯と歯を上下運動させるだけでなく左右にも動かしますが、上下の顎が過剰にズレないようガイドの役割をしています。

矯正治療においては、歯を抜いて並べる必要がある場合、犬歯の後ろにある第一小臼歯か第二小臼歯を抜いて、犬歯を歯列の中に収めます。

もし矯正治療をしないのであれば、八重歯と上手につきあっていく「歯磨きの技」を身に付ける必要があります。

八重歯のままでも、上手く口腔内のケアができるでしょうか

八重歯の歯磨きは、歯ブラシだけでは難しいと思われます。
デンタルフロスや一本磨き用の歯ブラシを使うとかなりお手入れがしっかりとできます。

しかし上唇が引っかかり、口をしっかり閉じにくいことから、前歯部の外側に着色汚れが付きやすく、また虫歯にもなりやすいです。

定期的に歯科医院で診察を受けて虫歯や歯周病のチェックとクリーニング、そして自分自身でのケアの方法を指導してもらいましょう。

 

八重歯を歯列の中に入れるだけのプチ矯正もあるようですので、ケアに限界を感じるようなら歯科医院で相談することをお勧めします。

 - 歯と口内のQ&A, 歯磨き